【ネタバレ】お金がない貧しさは、人の心を狂わせます。自分の商品をしっかり作ってからフリーランスなり独立なりした方が良いという話です。
本記事では、以下の内容を解説します。
本記事の内容
・最低保証がない【自分で稼がないといけないゼロの恐怖】
・思ったより事務作業が多い【想像の倍くらいめんどくさい】
・社会的信用が非常に低い【けっこう相手にされません】
この3つが僕の伝えたいことです。
この記事を読むと分かること
1.「フリーランスはかっこいい!」は結構幻想です。
2.自分で生きていく術を身に付けるには最低3年くらい時間が必要です。
この記事を書いている人
現在は東京で年収200万ちょっとのサラリーマンをしています。
一回結構失敗したので今は準備期間中です。とりあえず、ブログを3年くらい休まず続けていくことが目標です。
僕は社会に出てから、勉強をしながらフリーランスとして生きてきました。
その際、自分の常識と世間とのギャップが理解できず、けっこう浮いていました。その時のことを今思い返してこの記事を書いています。
フリーランスか会社員か?迷っているならまず会社員

結論から言うと、まず会社員になるべきです。
何故なら、経験とお金と安心を与えてもらいながら行動できるからです。
会社に出勤すれば、仕事の内容にも寄りますがその場にいればお金は貰えます。しかも社会人一年目とかだと、覚えることが中心になる為個人が売り上げに貢献することってほぼありません。
すこぶる優秀な人は例外ですが、大多数の人が先輩や上司の人に面倒見てもらってお金をもらっています。
企業にとっては投資です。今後に期待ということですね。
ある程度仕事を理解して、売り上げに貢献出来て初めて組織の一員として認められます。けっこうある悩みとして、「上司や社長に名前を憶えてもらえない。」という人がいますがそりゃそうです。
上司や社長からしたら、正式には組織の一員ではないからです。
株式会社だったら特にそうで、売り上げを上げないと覚える気にならないというのが本音でしょうね。
最初は社会というシステムを体で理解する為に、組織の一員になって安全圏から世の中を見ると安心です。
給料という概念の外で働くことになる

稼げなければゼロです。
フリーランスとして働くと、営業も宣伝もプレゼンも契約も全て自分で行わなければなりません。
当然成果を得られなければ収入もゼロです。
会社員として働いていれば、最悪何もしなくても月に決まった金額をもらうことができます。この方が精神的に見てかなり安心です。
確かに人間関係や、仕事の悩みなど大変なことも沢山ありますが、お金がないという精神的圧迫感はどんなものより恐ろしいです。
お金をいただこうと、いろいろな手段で行動するうちに必要経費が発生します。移動するには燃料や交通費などが発生しますし、打ち合わせが外であれば場所代がかかります。
小さなお金だと高をくくっていると、請求が来て青ざめることになります。
僕も実際に支払えない経費に直面したことがありますが、信頼も実績もないフリーランスにとっては回避方法の無い超必殺技を喰らうような気分です。
僕の場合、精神的に不安になったことでつい人に厳しくなってしまったり、攻撃的な態度になってしまったりしました。
そのせいで仕事がなくなったりと、完全に悪循環でした。
今でいう機会損失ですね。
このように、決まったお金が手に入らないというだけで人間は人格が変わったように落ちる場合もあります。
フリーランスの実態をよく知らないまま憧れている人は要注意です。
思ったより多い事務作業

仕事をすればするほど書類が増えます。
会社に所属していれば、事務員さんが全てやってくれますからね。いざ直面しないと分からないものです。
見積書、発注書、請求書、税金の計算など業務以外の書類の処理が山ほどあります。
これが好きとか嫌いとかに関わらず、本当にめんどくさいのです。
人を雇ってすべて丸投げしてしまえば簡単ですがその分お金がかかります。フリーランス1年生の場合、コネはあっても金がありません。
つまり、このめんどくさい作業を全て自分でこなさなければなりません。
とはいえ、慣れもあります。
最初は非常にしんどいですが(最初から書類の整理が大変だったらそれなりに売り上げもあるので人を雇った方がいいです。)人間とは感心する生き物で、ぶつぶつ文句を言っている間に慣れています。
一日に決まったタスクを処理していかないと、いつかツケが来るので几帳面にもなります。
実践的に成長できるので荒療治みたいなもんだと思ってやるしかないというのが現実なんですね。
社会的に信用されない

誰もお金を貸してくれません。
上記の様に資金繰りに困った時に脳裏をかすめるのが「借入」ですが、フリーランス1年生ではどこからも借りられません。
あるにはあるのですが、金利がむちゃくちゃ高いやば目なところのみです。
事業がある程度軌道に乗っていて、来月、再来月と見積が安定的に取れていれば耳を傾けてくれるところはあるかもしれません。
とはいえ、貸してくれるのは親か消費者金融だけです。(10年くらい前はそうでした。)
クレジットカードも同様で、欲しい時には手に入りません。
普段街中やショッピングモールとかでやたらと勧誘されて困る、あのクレジットカードでさえ欲しいのです。
とにかく物が今すぐ手に入って、支払いを後回しにできるクレジットカードが喉から手が出るくらい欲しい時があります。
良い仕事をもらえそうな時に、見栄を張ってちょっとハイクラスなお店を予約する時なんてクレジットカードが欲しいものです。
信用とは、どれだけ継続してきたかということなのだとこの時痛感しました。
フリーランスに憧れて生活することは誰にでもできます。
安定的に売り上げを立てて、認められていかないと誰も力を貸してくれないものなのです。
この感覚は、会社や組織から離れて個人で実感しないと分からない気持ちだと思います。
お金を借りたかったら、少なくとも1年は事業を存続させないと話にならないのです。
ここまで、フリーランスの苦悩(主に僕の技量が無くて苦労した話)を語り、あたかもフリーランス反対発言をしてきましたが、唯一フリーランスの良い点があります。
人間関係のストレスが少ないだけ

自分のペースで好きなタイミングで仕事ができます。
当然、誰からも怒られる心配もないですし、悪口を言われたりしません。
基本フリーランスって個人でやるものですからね。
誰かと協業しない限り、チームワークとか気にしなくてOKです。決定権が常に自分にあるということは、やる気があればどんどん動けますからね。
ただ、親からは心配されます。
「ご飯はきちんと食べているのか?」
「騙されてないでしょうね。」
「あんた、そんなに話すの上手かったっけ?」
「フラフラしてないで真面目に働きなさい。」
こういった小言は多く言われます。
世間から見ればフリーランスという生き方は、それだけ不安定に見えるのでしょうね。
そりゃお金なんか借りられませんわ。
まとめ
記事のポイントをまとめます。

・最低保証がない【自分で稼がないとゼロの恐怖】
・思ったより事務作業が多い【想像の倍くらいめんどくさい】
・社会的信用が非常に低い【けっこう相手にされません】
・「フリーランスはかっこいい!」は結構幻想です。
・自分で生きていく術を身に付けるには最低3年くらい時間が必要です。
「やってみなくちゃ分からない!」
確かにそうです。
ただ、知識や、売り上げが無くても生きていける資金は準備しておいた方が良いです。
僕は貯金も少なく、知識もないままいきなりフリーランスという生き方を選んでしまいました。
ぶっつけ本番だったせいか、語るも涙の恥ずかしい経験もしてきました。
家族にお金を借りて、縁を切られそうになったりしたことです。
「フリーランスって、超楽しそう!会社だるいしもう辞めちまおうか!」
そういう発想の人にはおすすめできません。
いきなりやってみるのも非常に大事ですが、お金は大事にしてください。
僕の場合フリーランスは失敗しましたがまた挑戦するつもりです。 やはり会社の歯車以外の働き方を身に付けることは心の平穏にも繋がります。
結論、会社員を続けながら複業(複数の働き方を持つこと)を行うことがリスクなく豊かになるコツだと思います。
自分で実際に行動してみて感じるのは、大きな成果は出なくとも、行動で得た小さな経験が今後の財産になる!ということです。
挑戦することは完全無料で、大きな財産になります。
人生一度きりなのでこれからもたくさん失敗したいと思います。