【記事の要約】学習をモリモリ行った結果、多少コードが書ける様になりました。主にHTML、CSS、PHPでwebサイトを作っています。また、入社後1ヶ月間の研修の中でどんなことが行われてきたのか簡単に説明したいと思います。
本記事では、以下の内容を解説します。
本記事の内容
・未経験からエンジニアに転職するのは、結構ハードルが高かった。
・未経験の場合、最初はひたすら研修と言う名の自己学習が2〜3ヶ月続く話。
・どんなエンジニアになりたいか?を決めて学習に取り組むと効率が上がる話。
この3本構成です。
システムエンジニア見習いになって1ヶ月が経ちました。一日の空いた時間を全てプログラミングの事に費やしているのでTweetする時間も惜しいし、ブログも書けん。とにかく勉強する事が多くてついて行くのがやっと。ただ充実してて楽しいのでプログラミングはいいぞ。
— エンジニア(見習い)のいぬ (@inuengineer) 2019年7月4日
この記事を読むと分かること
- エンジニアとしての生活は、寝る時間以外ほぼ勉強するので、
確かにこの仕事は人を選ぶかも?って感じです。 - 勉強が好き(学ぶ喜びが好き)な人にピッタリな仕事だと思います。
この記事を書いている人
30代から未経験としてプログラミングを仕事にするべく、転職を行った男です。
個人的な意見なのですが、「僕と同じ様に時代の流れに乗りたくてIT業界に転職したいと考えている30代は意外と多いのではないか?」と思っています。
ただ、30代になると簡単に転職できませんよね。転職した後も怖いし。なんなら、ローン組んじゃったり、結婚してたり、子供ができてたりすると最低限収入が保証されていないと相当怖いものだと思います。
実際に僕の場合、「エンジニア見習い」として入社することになったので給料は更に減って時給¥1,200からスタートになりました。
土日祝日はお休みなので、週5フル出勤したとしても一日8時間の場合、月のお給料は¥180,000くらいになってしまいます。
車や家のローンとか、お子さんの学費とか習い事、奥様の最低限の出費をカバーしつつ転職する場合、相当な覚悟とお金の確保が必要なのでゾッとします……。
と、皆さん、転職する大変さは重々承知だと思います。
知りたいのは転職してどんな苦労があるか?だと思います。苦労と併せて楽しい部分もお伝えできればいいなーと思います。
30代プログラミング未経験者が転職してみたよ

全くの未経験からITエンジニアを目指すのは、けっこう大変です。
現実的に難易度を10段階で示すとすると、難易度は|★★★★★★★☆☆☆|(星7つくらい)です。(一般的な転職の難易度を星5とした場合のイメージ)
転職活動の際は、やはり未経験という事実が足を引っ張ります。(嘘ついて”経験有り”って言うのは簡単ですが、経歴詐称になりますし、話が噛み合なかったりしてすぐバレます。嘘つくのは絶対に辞めましょう。)
ただ、同じ未経験だったとしてもポートフォリオ(自分の実力を第三者に提示できる成果物のこと。エンジニアのポートフォリオと言ったら、今まで自分が作ってきたwebサイトなどが該当する。)を提出できる・できないかで価値がドカンと変わります。
もし自分のwebサイトが無い場合には、開発したアプリや、PHPを使った掲示板などでも自身の実力を示す材料になります。
※エンジニアの場合、CMS(wordpressのこと)で作ったサイトはダメです。自分で環境構築して、HTMLやCSS、PHPなど駆使して作成したwebサイトがあって初めてポートフォリオとして認められます。CMSだったら誰でも簡単に作れますからね。
自分の得意な分野での成果物を見せられないことには、人材としてほぼ無価値と見なされてしまいます。
僕の場合、運良く潜り込むことができましたが、これからITエンジニアとして仕事をしていきたいのであれば練習ついでに作成したwebサイトやアプリなど、ポートフォリオも作成することが超重要になります。
一つ覚えておいてください。
僕は初心者のマグレが多少評価されて、何とか採用してもらいました。ブログをやっていて、多少CMSを管理できる点と、自力でSEOをやってみた経験が評価されたみたいです。
自作した訳ではないのでエンジニア目線だと価値は薄いけど、無価値でもなかったということです。
掲示板やカレンダー、1Pだけのwebサイトでも何でもOKです。最初は誰でもしょぼいものしか作れません。何でもいいから、頑張って作ってみることをおすすめします。
最初の研修〜1ヶ月間ひたすら自分で学習する

会社は1〜10まで教育してくれません。
プログラミングについての勉強会やセミナーみたいのを自社で行ってくれると思っていたのですが、エンジニアは自分で課題を見つけ解決まで自走するということで、どうやらアレは本当のようです。
必要なスキルは与えてもらうものではなく、自ら学ぶのです。
僕の場合、初日は社内研修として4〜5時間ガッツリ自社サービスや業務について研修を行いました。新卒でもないのに思ったよりしっかり目に、社長の熱い話を聞いたりもしました。
それ以外、一度だけお客様のHPの色を変えるという初心者にとっては大仕事を行いましたが、それ以外は自分で学びたいことを考え学び方まで考える…という形でなんとかやっています。
「エンジニアは自分で学んでなんぼ」という事です。
手取り足取りプログラミングについて教えてくれる企業は、かなり少数派ということになります。
見る人からしたら「なんて酷い教育なんだ。」と思うかもしれませんが、ITエンジニアにとっては当たり前なのかもしれません。
仕事でひたすら学習し、家に帰ってからも学習するので大学受験を控えた高校生の様なライフスタイルになるでしょう。
正直、大変です。
ただ、学ぶという事は本当に素晴らしく楽しいことですので、新しいことを進んで学びたい人にとっては最高の仕事かもしれません。
やっただけお金にもなりますしね!
とは言え、一人前になるまで育ててくれる訳ではないので、ここは諦めてガンガン自分で技術を獲得しましょう。
残念だけど仕方ない。
ほぼ、独学で行っていた内容を会社で行う感じです。
しかし、困った時に聞く事ができる点と、サクサク動くハイスペックPCで学習できるという点は大きなメリットです。
参考までに、エンジニアに転職しようとして頑張っていた頃の僕の練習方法も載せときます。

未経験、一ヶ月以内に資格を取った話

資格取得という面でも頑張りました。
「ITパスポート」という資格・試験があるのはご存知でしょうか?僕はエンジニアに転職してから初めて知ったのですが、業界内では有名で知っている人は高校生くらいから知っていて、なんと取得している人も多いみたいです。
僕の場合、転職して1ヶ月以内に試験勉強を開始して資格を取得しました。
こうやって聞くと誰でも簡単に取得できる資格なんだろうな?と思われるかもしれませんが、ところがどっこい!どっこいしょ。
めちゃ難しかったです…。
聞いた事がない単語のオンパレード…今まで想像もしなかった概念との出会い…そんな新たなトキメキが怒濤の如くやってきますwww
詳しくは実際に受験をしてみてください。
この資格を持っていると面接の際に、「お、なるほど。最低ラインは意識してるんだね。」くらいに思ってもらえます。
確かに難しい試験だし、なんなら国家資格です。
持っていればドヤ顔できるかと思えば、実際の価値は「今なら高校生が持っていて凄い資格」っていう認識だそうです。
転職の際に必要になる資格ですが、持っていてドヤ顔できて、かつ本当に価値があるのは「応用情報技術者」という資格です。
なんぞ?と思いますが、この資格取得までには段階があってですね。
ITパスポート → 基本情報技術者 → 応用情報技術者
という段階が存在します。
加えて、応用情報技術者の資格をいきなり目指す事はできないので段階的に取得していかないと資格を取得できません。
ITパスポートが高校生レベルと聞いたので、僕は「英検3級くらいの難易度なんだろうな?」と勝手にイメージしていました。
未経験には超難易度なので、事前に30〜40時間くらいは学習時間が必要なので、必ず勉強するようにしましょう。
一回の受験料は¥5,700(2019年7月現在)と、決して安くないので一発合格できるようにした方が身のためだと思います。
僕はどうしても一発で合格したかったので、参考書も買って挑みました。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 平成31/01年 (情報処理技術者試験)
こちらのテキストを買って試験に挑みました。
大きめな本屋さんに行けば売っていると思います。他のテキストと何が違うかと言うと、情報量と可愛いイラストによる分かり易さが郡を抜いています。
実際にご自身の目でいろいろなテキストを見比べて、自分に合ったものを買ってください。
これが一発合格への近道です。
しかも、お得ポイントとして、次のステップの「基本情報技術者」の内容まで網羅されています。
これが他のテキストには無い超絶お買い得ポイントです。
転職する際、最低ITパスポートは必要になると思いますので、「テキストに悩んでいます。」という方はとってもおすすめです。
一応、補足として、良いテキストを4周(本を頭から最後まで読む事を4回という意味)して、過去問を5年分くらい遡れば合格できると思います。保証はできませんので、是非集中して学習してください。
応援しています。
将来、どんなエンジニアになりたいですか?

僕は「好きじゃないけどPHPを学びたい。」と思っています。
将来どんなエンジニアになりたいのか考えながら時間を使っていかないと効率が悪くなってしまいます。
と言うのも、エンジニアはいろいろな働き方があります。
自社開発だってそうですし、SES(他企業に借り出されて外出すること)のように他企業にお邪魔する場合もあります。
何よりどんな業務を行うのかも重要です。
フロント?バックエンド?インフラ?
上記3つでも、選んだ業務によって使用する言語は大きく変わってきます。
webサイトの目に見える部分の作成や変更を主な業務内容にするエンジニアのことです。デザインも行うこともあり、HTMLやCSS、JavaScript、時にはPHPを使用します。一般的に知られているエンジニアはこっちだと思います。
仮想環境を作ったり、サーバー側の設定を行ったり、主に目に見えない部分の作成や業務を行うタイプのエンジニアです。フロントに比べると若干難しい気がします。
バックエンドと非常によく似ているのですが、最近ではバックエンドとインフラを分けて考えるケースがあるようなので一応書いておきます。バックエンドと同じ様に目に見えない部分を担当し、サーバーとサーバーをどこに格納したら良いかとか、セキュリティを優先した場合どこに何を設置しようか?といったことを考えます。IoT(モノのインターネット)の登場によりじわじわと増えている気がします。
というように、ITエンジニアをもの凄くいい加減に大別すると上記のようになります。
独学で様々な言語に触れていくと、得意な言語や、直感で好きな言語に出会います。その逆もあって、難しく感じたり、見た瞬間に嫌いになった、学習を進めていくうちにいろいろな発見があります。
好き嫌いに関わらず、どの言語が需要があるのか?という目線も重要です。
結論、ある程度好きで需要がある言語を勉強して行くことが大事なのです。
個人的な意見ですが、PHPとJavaは案件が多いので必要とされています。HTMLやCSSはどんな環境でも多少触ることになるので選択肢から外した方がいいでしょう。
選ぶとすると、
・Java(何にでも使えて、どこでも動く)
・JavaScript(ゲームやwebサイトに多い)
・PHP(サーバーとか)
・Ruby(アプリ開発など)
・Python(AI開発など)
Windows環境下で、かつ日本で多く利用されている言語を挙げてみました。(超適当…)
それぞれどんな特性を持っているかなどについては、自身で触れて感じてみる以外に方法がないので割愛します。
やりたい事や好みも違うので是非自分で学んでみて判断してください。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 完全未経験の場合、何でもいいので
ポートフォリオ(成果物)を持参しよう。 - エンジニアは死ぬまで学習が続くので覚悟しよう。
(でも楽しいです。) - どんなエンジニアになりたいか?
という方向性は今のうち(未経験の場合)から決めておこう。
久々にブログを書きました。というか、毎日ひたすらプログラミング学習だったので本当に暇がありませんでした。
しかしそれが辛かったか?と聞かれるとNoです。
新しい経験と知識に出会う度にわくわくしています。
もし僕と同じ様に、30代から転職してITエンジニアになろうと思っている方がいたとしたら、正直イバラの道だと思います。
就職する会社選びも大変ですし、入ってからもどん欲に学習を続けていかないことには仕事なんてできません。
でも、チャレンジしてみる価値は十分にあると思います。
だって楽しいですからね♪
新しいことを学べるということは、本当に幸せです。
未熟な意見が多いと思いますが、参考になれば幸いです。
どうもありがとう!